8月、いよいよ本格的に暑くなってきました。
皆様2006年の「夏」、満喫していますか?
日本にはお祭りや花火など、夏の暑さを楽しみに変えるものがたくさんあります。
私も、暑い暑いと文句を言いながらも、どこかワクワクしていたりします。
子供の頃の「夏休み」の感覚は、大人になっても消えることがないのでしょうね。
今年も皆様にとって、「熱い」夏でありますように!
平成18年8月9日 株式会社
義志
広報担当 町田麻衣
【新作入荷のご案内】
鹿の子シャツ 価格:11,340円 Tシャツ型第12「紅葉賀」 価格:8,295円
色:白灰・桃・黒 色:白・黒
サイズ:小・中・大 サイズ:小・中・大
【義志・小萩 情報通】
〜広報からの裏情報〜
〜おめでとう!知花くららさん準ミスユニバース!そして、小萩の甲冑が世界一に!!〜
※写真をクリックすると、MUJオフィシャルホームページが見られます。
2006 miss universe® japan Kurara Chibana
テレビなどでビッグニュースとなっていましたので、もうご存知の方も多いかと思いますが・・・
ミスユニバース世界大会で、日本代表知花くららさんが見事準ミスユニバースに輝きました!!
そしてなんと!小萩のシンボル、あの赤い甲冑が民族衣装部門で最優秀賞に選ばれたんです!!
日本人の入賞は、1959年に1位になった児島明子さん、03年に5位となった宮崎京さんらに続き3人目とのこと。
今まで「大和撫子」として、奥ゆかしさや控えめなイメージが強かった日本女性。
その為ミスユニバースの民族衣装審査では、昨年までは振袖が着用されていましたが、今年は真っ赤な甲冑を着用し、イメージを一転。
日本人女性が芯に持つ「凛とした強さと色気」が、くららさんの持つ魅力と小萩の甲冑の相乗効果により、世界を唸らせたわけです!
最近は、日本の女性の美しさをテーマにしたシャンプーのコマーシャルが、CM好感度調査で連続1位となりました。
海外セレブブランドが流行する一方で、「日本人らしい美しさ」を追求する女性が増えてきたような気がします。
今の日本を生きる人々が過去にとらわれすぎることなく、日本人の血と新たな感性で生み出す美。
この嬉しいニュースを聞いて、ついに義志・小萩の時代が来たかな・・・と一人でにやついてしまいました。
知花くららさん、本当におめでとうございます!!
〜義志×迷彩 コラボジャージ完成〜
義志通信7月号でもお伝えした、義志の同士である、超人ダンスパフォーマンスチーム「迷彩」。
9月2日に横浜アリーナで開催される、国内最大級のテクノイベント"WIRE06"出演を記念して作られた、
義志×迷彩コラボジャージが、遂に義志東京本店に入荷します!
切れ味鋭く、新しく、そして強く・・・義志の感性が詰まったこのジャージは、ブランドの使命を見事に表現した、義志の代表的な商品です。
見た目のインパクトが強いこのジャージですが、実はもう一つ特徴があります。
それは、作りがとても美しいこと。
写真ではわかりにくいですが、柄部分がものすごく丁寧に縫製されています。
通常ではあまり目に付かない部分、目立たない部分にも、義志はとことんこだわっています。だから、少量生産になってしまうんです・・・
そう、義志の商品は、それぞれに「うんちく」があるんです。
義志東京本店へお越しの際は、スタッフに尋ねてみてくださいね。
そしてぜひ商品をお手にとって、ファスナーを下ろしたり、裏返してみたり、細かい部分もじっくり観察してみて下さいね。
鎧ジャージ「炎」 18,690円
色:墨黒/赤・灰/墨黒(写真は墨黒/赤)
サイズ:小・中・大
※8月5日義志東京本店に入荷
〜生の世界レベルを見る方法!(しかもタダで。)〜
※写真をクリックすると、球舞オフィシャルホームページが見られます。
義志の同士としてお馴染み、フリースタイルフットボールチーム「球舞」。
彼らが、ドイツワールドカップでの応援パフォーマンスツアーを終え帰国しました。
日本代表は残念な結果となってしまいましたが、球舞はバッチリやってくれました!
音楽とサッカーを融合した独自のパフォーマンスは、世界のサッカーファンの目を釘付けにし、どこへ行ってもすぐに人だかり。
写真やサインをねだられるほどの大人気だったようです!
そして、遂にはFIFAから直接依頼が来たそうです!世界中のメディア関係者が集まるパーティーで、1600人もの前でパフォーマンスしたとか!
さて、その「世界の球舞」のパフォーマンスを、8月は渋谷で無料で見ることができるんです!
渋谷マークシティの1Fエントランス前の広場で、8月の毎週火・木の18:00〜と20:00からの2回。
パフォーマンスに加えて、球舞が提案する2on2という全く新しい形のストリートサッカーも見ることができます。
駅からすぐなので、お仕事帰りや乗り換えの合間にでも、ぜひご覧下さい!
生ジャンベの音も気持ちいいですよ!暑い夏に元気が欲しい方、栄養剤に球舞のパフォーマンスを!
(義志のウラ話〜広報のひとりごと〜)
第二回目となりましたこのコーナー、今回は誰のことを書こうかな・・・とちょっとイタズラ気分です。
と言いつつ、義志スタッフのあのキャラの濃さは、実際に会ってみないとわからないところ。
ということで、二回目にも関わらず趣旨を変更します・・・タイトルにもあるように、私のひとりごとです。
個人的に日々思ったことから、義志の社内情報、「情報通」コーナーに入りきらなかったニュースなど・・・
ゆる〜い感じでいきたいと思ってますので、お時間のある方のみ、ゆる〜く読んでみてください。
先日秋物の写真撮影を行いました。モデルは春・夏に引き続き、球舞のMarcoさん。
そして今回は、初の男性カメラマン、惣那光一郎さん。秋物のかっこよさもさることながら、とってもステキな写真が出来上がりました。
もうすぐお店にカタログとして飾られると思いますので、ぜひ見て下さいね。
そして一日写真撮影に同行させてもらい、改めて思ったこと、それは・・・
「筋肉って素晴らしいっ!」
・・・ちょっと変態っぽいひとりごとになってしまいました。
でも、義志の服作りのテーマにもなっている、「男の色気」というのはまさしくこれで、
鍛えた体や汗や目の鋭さから、「隠しても滲み出るもの」なのではないかなと思いました。
体を鍛えることは、欲望に打ち勝つことでもあり、誰の為でもなく自分の為にする苦労です。
それが「男」に磨きをかけ、隠しても隠し切れない色気になるのではないでしょうか。
と、女の目線で言いたい放題ですが、女性も同じことが言えるのかもしれませんね。
私が考える女性の色気というのは、「柔らかさの中に潜む、意志の強さ」です。
「しなやかさ」というのでしょうか。柔らかいようで固く、硬いようで軟らかい。
そんな女性になりたいな・・・と思った今日この頃です。
実は、明日は事務所のお引越しです。青山から表参道へ、義志の企画営業本部は移動します。
青山のおいしいお弁当が、もう食べられないのかと思うと少し寂しいです・・・
セレブな表参道でオシャレにランチ・・・といきたい所ですが、お財布が厳しそう。
私は社長と一緒にラーメンでいいんです!
う〜ん・・・色気のことを書いておいて、全く色気のない終わりかた・・・すみません。
それでは今月はこのへんで。
義志 広報 町田麻衣
【義志東京本店情報】
店長の樽見ですが、実は先月怪我をしてしまい、ただ今休養中です。
という訳で、今回はこのコーナーも広報町田が書かせていただきます。
たる店長ファンの皆様ごめんなさい・・・私も相方がいなくて寂しいです・・・
でも来週末くらいには復帰できそうだということ。それまで、たる店長の分もしっかりがんばります!
義志東京本店夏の大特価祭は、たくさんのお客様が足を運んでくださり、大盛況でした!
ご来店くださった皆様、ありがとうございました。
引き続きセールも開催しておりますが、新作や秋物も続々入荷中ですので、
お近くへお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。
そしてお陰様で今月19日、義志東京本店は1周年を迎えます!!
それを記念し、19日より義志東京本店一周年Tシャツを販売いたします。
完全限定販売で、19日に第一弾が、25日に第2弾の2デザインが投入されます。
感謝の気持ちを込めて、ささやかながら記念プレゼントもご用意しております!
皆様のご来店、心よりお待ち申し上げております。
そして今回特別に、このメールマガジンをご覧の皆様にだけ、こっそりTシャツの画像をお見せします!
画像は第一弾の赤です。色は2色展開で、もう1色は白になります。
こっそりなんで、画像は小さく・・・
第二段も・・・かなりかっこいいのですが、こちらは発売までのお楽しみということで・・・
義志東京本店 地図 http://www.yoshiyuki.jp/honten/index.html
こっそり不定期に更新している店長のブログ
http://blog.livedoor.jp/yoshiyuki_tokyo/
【進化せよ、日本】
〜代表・緒方義志の言いたい放題 2〜
歴史の「もし」を夢想して
もしも日本が鎖国を経験していなかったら、日本の生活品や嗜好品を始めとするありとあらゆる「モノ」や、
何が美しくて何が醜いかを感じる「感性」や「美意識」、
そしてその時々の社会や生活のあり方によって絶えず変遷する「言語活動」はどのような進化をたどったのか。
今日の日本のあり様とどう違っていたのか。これが、私が常に自問し続けていることです。
私が一つ確信しているのは、もし鎖国がなかったら、日本は風俗の変遷とその連続性を感じさせる文化的個性を、
今よりも強く持ち得ていたであろうということです。
なぜそう考えるかというと、鎖国以前、すなわち江戸時代以前の日本人は、
実にバランスよく西欧文明を自分達の生活に取り入れていたという事実があるからです。
最も象徴的な例は、16世紀に鉄砲が伝来してからそれが普及していく様です。
通説では、1543年に種子島に漂着したポルトガル人が、2挺の火縄銃を初めて日本にもたらしたことになっています。
ひとたび合戦での有効性が認められるや、諸大名は鉄砲の確保・装備を急ぎ、
その結果、鉄砲伝来からわずか半世紀で日本中のあらゆる所で鉄砲が使用されるようになったといいます。
有名な話ですが、織田信長は1575年の長篠の合戦で、3,500の兵を鉄砲隊として最前線に配し、
無敵と呼ばれた武田勝頼の騎馬隊3,000騎を惨敗にまで追いこみました。
これほどまでに大量の鉄砲を集団として使用した戦闘は、世界初の出来事だったと言われています。
このように、鉄砲という文明の象徴的産物が日本にやってくるや否や、日本人はそれをいかに活用するかを考え、
すばやく取り入れて、それを自力で生産し、その使い方を発明者よりも巧みに考え出し、使う環境までをも柔軟に適応させていきました。
しかし、それで日本的な様式が西欧的なものに急変したかといえば、そうではありません。
日本の様式の中でそれらの科学技術が独自の昇華を果たし、日本の文明となったのです。
日本文化は文明の進化に十分適応し得る文化です。
言い換えれば、日本の風俗や様式は、もっともっと最先端の技術やその産物と融合したり、
世界で起こっている様々なデザインの新しい発想や潮流と融合することができるのです。
私達は服飾デザインを展開していく上で、それをやりたい。
日本の服飾様式を全うするためには、素材は某織りでなければいけないとか、
染めは某染めでなければいけないとか、服の着かたはこうでなければいけないとか、
そういう古き良き形式や様式に固執するのではなく、敢えて現代の新しい素材とかたちと感覚で日本らしい普段着を生み出したいのです。
義志には確固たるデザイン体系や属しているファッションカテゴリーというものがありません。
その代わりに、日本人ならではの衣服を作り出そうとしていく上で、私の中では誰よりも強烈に具現化したい思いがあります。
それは、「日本文化はその個性をしっかりと維持しながら文明の進化に適応しうる文化であることを証明したい」という思いです。
その創造活動において、私はよく、「もし鎖国がなかったら今日の日本文化のありかたはどのようになっていたか」という夢想から出発するのです。
私の夢想するその「もしも」の日本文化は、今よりもずっとハイブリッドであったと考えます。
それは、単なる和洋折衷という意味での「かけ合い」ではなく、日本の文化・芸術・風俗と世界の最先端技術とが
お互いに更なる可能性を求めて惹かれ合うという意味での「融合型の進化」です。
しかしながら、今日の日本がここまで文化的な個性を欠いてしまったのは、
科学技術に代表される「文明」と「日本文化」は共に相容れないものであるという、勘違いも甚だしい、
ある種潜在的な固定観念によるものだと私は考えます。
要するに、日本人の民族的感性や表現手法を以ってしては、最先端の技術が作り出す文明社会を構築できないと、
日本人自らが試みもしないで諦めてしまっているのです。
そして、その意識が結果として今日の「文化的自己認識と自己表現力の極めて低い町並み=東京」を作り上げてしまいました。
このお世辞にも美しいとは言いがたい今日の日本(特に都市部)の町並みや風情を作り出してしまった要因は何だったのか。
それについては、歴史、風土、地理、政治、経済、民族性等、様々な観点から考察、説明することができると思いますが、
私が最も大きな要因であると考えているものは、日本が江戸時代にとっていた鎖国政策です。
いや、もう少し厳密に言うと、「長期に渡る鎖国状態からの突然の開国によって、必要以上に強烈に植えつけられた西欧文明に対する畏怖と憧れ」
という一種のトラウマのような意識なのではないかと考えます。
そして、それを思えば思うほど、もしも鎖国がなかったら、さらにはその反動としての突然の開国がなかったら、
日本人は西欧文明をいかに冷静に捉え、いかに柔軟に受け入れ、
いかに自然に自らの文明に取り込んでいったのかということに想いを馳せずにいられません。
特に、日本の服飾文化は、江戸末期の開国ショックから文明開化、脱亜入欧思想、鹿鳴館精神という時代の潮流の中で
その存在意義を見出すことができなくなり、自ら進化することをやめてしまいました。
そして昭和に入り、GHQの占領政策がその生命にとどめを刺すかたちで、文化的自己認識と自己表現力を放棄してしまったのです。
進化論において「ミッシングリンク」という言葉がありますが、日本の服飾文化というものを一個の種と捉えたとき、
開国から今日に至るまでの約150年間の変遷は、進化の連続性を欠いたミッシングリンクと言っても過言ではありません。
特定の地域に生息していた生命が、ある時点を境にまったく別の種に変わってしまっているのですから。
しかし、これはあくまでも、その進化におけるどこかの時点で、その特徴や個性を司る核を取り戻して始めて「進化の空白」と呼べるのであって、
そのような特徴なり個性が永劫に認識できなくなってしまったら、それはもはや「進化の空白」とは呼ぶことができず、むしろ「淘汰」と呼ぶしかありません。
ある一つの種が、より強くより優れた種によってとって代わられた、または、取り込まれてしまったということになります。
今日の服飾業界に携わる人たちの大部分にとっては、こんなことはどうでもいいことなのかもしれません。
ファッションというものは、元来もっと軽いノリでやるもので、その時代の流行だとか気分だとかをどこまで素敵で格好よく、
または個性的に表現するかという感性の世界です。作り手も買い手も今の気分で動いたら良いことです。
しかし、こと日本の服飾業界においては、先に書いた大きな文化的命題があるということを供給側はもう少し認識すべきではないかと思います。
私は、日本のファッション業界に、この失われた連続性をつなぎ合わせる使命感を持った人が多く出てくることを心から期待しています。
私もその一人として、自分の着たい服を日本人として、そして東京人としての感性で味付けするよう心がけています。
そんな時、先に述べた「もし鎖国がなかったら・・・」という夢想は、私の創造活動をとても自由での楽しいものにしてくれるのです。
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