今年はことのほか厳しい暑さが続いておりますが、皆様いかがお過ごしですか?

立秋とは名ばかりでしのぎがたい暑さ。

しかし夏あってこその秋の有り難味、冬あってこその春の有り難味がわかるものですよね。

まだまだ暑い日は続きます。

時節柄、ご自愛下さいますようお祈り申し上げます。

 

 

平成19年8月16日 義志東京本店 

店長  樽見陽子

 

 

 

【義志情報通】

 

「水袴」

 

 

価格:16,800円(税込) 色:白・黒 サイズ:小・中・大

 

デザイナー緒方義志が個人的に欲しかったもの「水袴」。

なんとこの度、特注感覚で作ってしまったのです。

もちろん、細かい部分にもとことんこだわった贅沢な仕上がり。

こんな水着、ほかでは見た事ありません。

ならば折角なので極少数だけ、店頭でもひそかに販売しようという事になりました。

店頭のみの扱いで通販サイトでは販売しません。

早い者勝ちです。

お問い合わせは義志東京本店まで。

 

 

 

【新作入荷情報】

 

 Tシャツ型1「覗き松皮菱」

 

価格:7,455円(税込) 色:檸檬 サイズ:小・中・大

 

 

袈裟懸けタンク 「一本引き」

 

  

価格:7,140円(税込) 色:紺・茶 サイズ:中・大

 

暦の上では秋ですが、義志はまだまだ夏を謳歌する。

3つの色の組み合わせで爽やかな夏を表現したタンクトップ。

柄を袈裟懸けに切り替えることにより、躍動感溢れるデザインに仕上がっている。

左胸には柄の接ぎ目をつなぎ止めるごとく味付けの刺繍を施し、

簡素にして十分な装飾性を備えた。

 

 

 Tシャツ型第1「卍松皮菱」

 

価格:8,295円(税込) 色:白・赤 サイズ:小・中・大

 

義志の紋である「松皮菱」の連続でかたち作った「卍」を、大きく力強く胸部に

あしらった直球勝負の一品。卍(まんじ)とは古くより瑞兆、吉兆の印とされ、

日本では仏教や寺院の紋章や標識として用いられているが、意味としては

「功徳が円満なこと」。要するに、「神仏の恵みやご利益で満たされる」という、

とても良い意味を持った紋様である。過去に、どこかの国の政党が

党章としてこれに似たエンブレムを用いたことで、この紋様が持つ優しい意味が

大きく歪められ誤解されたが、本当はとてもありがたい意味を持った紋様なのである。

 

 

 

 【義志東京本店情報】

 

来たる平成19年8月21日(火)義志東京本店は2周年目を迎えようとしております。

月並みではございますが、これもひとえに皆様のご愛顧の賜物である事と感謝申し上げます。

そこで、これを記念して、義志最強の型式、「Tシャツ型第1」の永遠の定番柄「闇討」を

2周年特別仕様にて製作、販売する事になりました。

何が特別かというと、背中の柄が贅沢にも全て刺繍なんです。

しかも、「丸に松皮菱」紋の下に見慣れぬ点が2つ・・・

これは、2周年を意味した今回限りの特別紋。

記念企画ものなので、在庫が無くなり次第終了となります。

更に、下記期間中1万円以上お買い上げのお客様に、

特別製作による黒檀数珠腕輪(水晶入り)を贈呈致します。

またとないこの機会を、お見逃しのないようご注意下さい。

 

期間

平成19年8月17日(金)〜8月19日(日)

 

そして特別に、このメールマガジンをご覧の皆様にだけ、こっそりTシャツの画像を公開致します!

 

 

 

皆様のご来店、心よりお待ちしております。
今後とも旧に倍するご愛顧を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

 

 

 

【店長編集後記】

 

いつもご愛読ありがとうございます。
さて、義志東京本店も2周年目。

この1年も沢山の出会い、触れ合いがありました。
また、自分自身は皆様や義志を集う方々に生かされていると感じております。

今後も一期一会の気持ちで今日1日を喜び、努め、人に優しく接していきたい。
これからもこの相変わらずのテーマを愚直に追求し、

皆様のお役に立てるよう一層の努力をして参ります。

これからもずっとそれは変わりません。

さぁ、また新たな1年のスタートです。

どうぞ宜しくお願い致します。

 

店長のブログ
 
http://blog.livedoor.jp/yoshiyuki_tokyo/

 

 

 

【進化せよ、日本】 

〜代表・緒方義志の言いたい放題14〜

 

 

 

「2周年を迎えて」

 

今月の20日に、義志東京本店は2周年を迎えます。

長いようであっという間の2年間でしたが、ここまで来られたのも

ひとえに義志を応援してくださった皆様のお陰と、この場を借りて

厚く御礼申し上げます。私の企画、生産能力の未熟さと、

一作入魂にこだわる姿勢が故、毎月平均6商品という極めて少ない

新作投入という現状に甘んじておりますが、それにも関わらず頻繁に

来店してくださるお客様に対する感謝を表すためには、さらにブランドを

成長させてより多くの商品を生み出すことでお客様の選択肢を広げ、今まで以上に

ご来店を楽しんでいただける環境を作り上げていくべきだと意を新たにした次第です。

 

客観的に義志というブランドを自分なりに考察してみると、現在ファッション業界で

大別されているいかなる系統にも属さないブランドであるということを改めて

認識しますが、義志はまだその進化・発展の途上にあり、自らの流儀や様式を

確立しているわけではありません。いわば、絶えず試行錯誤を行っている状態です。

その試行錯誤とは、自ら進化することを放棄してしまった日本の服飾文化が再び

積極的に動き出すよう、新しい刺激と感性を注入してその進化を促進していくという

活動に他なりません。そのために私は、和装文化が休眠している間に生じてしまった

現代人の感性や美意識との溝を埋めるべく、現代および未来志向の

日本的なる「衣」のかたちを私なりの解釈で提案していくつもりです。

 

この創作活動を行っていく先に、どのような答えが待っているのか、正直言って

私にも分かりません。だからこそ、私はこれを試行錯誤と呼ぶのですが、

是非ともこの実験と挑戦の過程そのものを、応援してくださる皆様には楽しんで

頂きたいと思っています。私の希望としては、現代に映える着物のあり方を

多少なりとも見出し、そこからさらに独自の創作と意匠を施した提案ができるところまで

持っていきたいと考えています。一方で、もしかすると着物には辿り着かないかも

しれないという想像もしてみます。しかし、それが、いろいろと試みた上での義志の

結論なのであれば、私はそれでも良いと思っています。逆に、「和装とは永遠に

着物である」というあくまでも希望的かつべき論的仮説でしかない結論を先に

設定してしまうことのほうが不自然なのではないかとも思うのです。思いとしては、

「東京のファッションエリアのど真ん中で当たり前に着物を売る店」を目指したいと

考えますが、この「義志」というひとつのプロジェクトがどのような進化・発展を

遂げていくのかは、実のところ私にも分からないのです。

 

行き着く先がどのようなかたちになるのかは分かりませんが、活動の目的と

目標は明確です。「日本的なる服飾表現には時代を超越した普遍性がある」と

いうことを証明することです。そして、「日本の服飾文化はさらに独自の進化を

遂げることができる」ということを証明することです。私は、これには絶対の自信を

持っています。それは、自分の能力や才能に自信を持っているというよりは、

むしろ日本文化の底力に全幅の信頼を置いているといった感覚です。

服の着方そのものから始まり、着こなし、柄出し、色使い、組み立て、縫製、

加工、機能性の追及、粋や洒脱の美意識など、和装文化特有の表現方法は

地球規模で考えたときに実に個性豊かで刺激的です。ご存知の通り、ゴム草履、

いわゆるビーチサンダルは、戦後まもなく日本で発明されて世界の定番商品と

なりましたが、この原型は紛れもなく草履や雪駄など、花緒で履く

日本の履物です。故に、ビーチサンダルは水雪駄とも呼ばれています。

これは、日本人独特の履物のかたちが普遍的な商品へと発展し

世界中で愛されるようになった良い事例です。

 

とかく日本人は、日本の服飾文化が世界の標準や定番になることはまずないだろうと

勝手に過小評価しがちですが、今世界は絶えずまだ見ぬ面白いものを求めています。

日本の草履が進化して世界の定番になったように、日本の服飾文化が再び

覚醒することで、世界のファッションは格段と楽しいものになるのです。

日本は積極的にその役割を買って出るべきです。今後、ファッションという

分野において、国境はどんどん無くなっていくでしょう。しかし、だからこそ、

それぞれのブランドが帯びているお国柄や民族性などは、洗練された消費者の

国際志向を刺激する重要な個性の核となるのです。

 

義志東京本店が3年目を迎えるにあたり、私達が自らに課した

この課題のおもしろさとやりがいを改めて感じ、この店が

義志の創作活動における良き実験室としての役割を果たし

続けていけるよう、私達は更なる挑戦を続けて参ります。

 

 

 

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