霜枯れの季節になり、冬が駆け足で近づいて来る気配を感じますが

風邪など引かずに元気でお過ごしでしょうか?

ご自愛専一に、お健やかに冬を迎えられますようお祈り申し上げます。

 

平成20年11月14日

義志東京本店店長  樽見陽子

 


【新作入荷情報

 

Tシャツ型第1「百足」

価格:9,345円(税込み) 色:朱・黒 サイズ:中・大・特大

 

Tシャツ型第1より待望の「百足(むかで)」が色を新たにして再び登場。
この猛々しい百足の迫力がより強調される豪快で鮮やかな配色は、

すれ違う人の視線を釘付けにするか逸らさせるかのどちらかであろう。
  

Tシャツ型第1「日の出」

価格:9,345円(税込み) 色:白・紫 サイズ:小・中・大

 

日本人には馴染み深い「旭紋」をあしらったデザインが満を持して登場。

その名も「日の出」。これ以上に大きく表現することは不可能だと思われるくらい大胆に

身体いっぱいに配置された旭紋の力強さは、着た時に更なる立体感が加わり、その迫力が倍増する。

 

Tシャツ型第58

価格:9,345円(税込み) 色:白・黒 サイズ:小・中・大

 

着る者の気を引き締める有り得ないくらい硬くて厚いTシャツ。

ワンポイントの刺繍のみをあしらった飾りっけのないデザインだが5ミリ程の膨らみを

もたせたこの刺繍はこれだけで存在感が際立つ。太めのパンツとも相性が良くなるよう裾脇にはスリットを施し、

形の良さはもちろんのこと補強縫製の入った袖口が男らしさと逞しさを一層強調してくれる。

 

Tシャツ型第44「二本帯」

価格:9,975円(税込み) 色:白・黒 サイズ:小・中・大

 

伸縮性と弾力性のあるスポーティな綿素材を使用した前合わせの五分袖シャツ。

Tシャツというよりはむしろ「タイトな男襦袢」といった感じのノリで、五分丈の袖と腰にあしらった細い二本帯が

男の「いなせ」を演出。右脇のポケットは飾りでモノは入らないが、懐手ができるという遊びの要素を持たせている。

 

土管襟「斜交一本引き」

価格:10,290円(税込み) 色:白・黒 サイズ:小・中・大

 

地肌に心地よい綿100%のパイル素材を使用した緩めのとっくり襟カットソー。

夏の定番であるタオル地のような綿パイルをあえて冬物カットソーに使用し、表面の素材感と

肌触りの良さを追求しスポーティに仕上げた。デザインイメージの出所は餅に海苔を短冊巻きした

磯辺焼きという庶民的な題材だが、実に今っぽく仕上がっているところが義志の真骨頂。

 

編地土管襟

価格:16,800円(税込み) 色:白・黒 サイズ:小・中・大

 

綿100%の編地素材を使用した緩めの土管襟ニット。

ざっくりとした襟周りのシルエットが緩さを演出しているが、義志独自の稲妻模様の編み柄が

シルエットの緩さに支配されない切れ味を残している。軽めの綿素材なので、地肌に直接着用してもよし、

カットソーの上に羽織ってもよい。防寒着のインナーとしても活用できるため、幅広コーディネートが可能。

 

鳶型第4

価格:33,600円(税込み) 色:黒 サイズ:小・中・大

 

上質で肉厚な綿98%のベルベットを使用した上品な肌触りの贅沢な新型鳶。

従来の鳶に比べ膨らみを裾に近い位置まで落とした形状は、ずっしりと安定して立つ力強い男を表現。

金色のボタンは今までの鳶と一線を画した上質感を演出し、白のバインダーで縁取りすることにより、スポーティさも表現している。

 


【義志情報通】

 

公式ホームページリニューアル

 

この度、義志の世界観をより忠実に発信するべく、公式ホームページを一新致しました。

皆様にお楽しみ頂ける内容になっていると思いますので是非ご堪能下さいませ。

今後も多くの方のご期待に添えるよう、一層の努力をしていくとともに創意工夫をしていく意向です。

どうかこの冬も義志から目を離さぬようご注目下さいませ。

 

「大襟羽毛羽織」先行予約、遂に開始!

 

本格的な冬も近く寒くなって参りましたが、今年の防寒着はご用意出来ましたでしょうか?

もう既に入手した方も、まだという方も必見です。

2008年冬の顔「大襟羽毛羽織」を店頭にて予約受付を開始致します。

 

価格:60,900円(税込み) 色:赤・黒 サイズ:小・中・大

 ※商品の引渡し及び店頭発売は11月下旬を予定しております。

 

襟に対して強いこだわりを持つ義志が、男の顔周りに

華を添えるべく直球勝負で大襟をあしらった羽毛100%のダウンジャケットが完成。

前立て部分はファスナーとボタン、襟はリブと羽毛の二重構造で

外気を強力に遮断する仕組みになっており高い防寒性はもちろん、軽くて動きやすさも抜群。

  

また毎年人気を博している中綿ブルゾン「才蔵」シリーズからもさらに改良されたデザインで新たに見参致します。

どちらもこの冬に欠かせない義志の重防寒着。いずれも入荷後即完売が予想されるので、この機会をお見逃しなく!

 


【義志東京本店情報】

 

商品入荷のご案内をさせて頂きます。

発売して瞬間的に完売してしまったミニ裏毛素材を使用した

両面使いの帽子「両面帽」が再入荷致しました。

表には大きめの卍崩しのプリント、裏は松皮菱の刺繍のみが施されている

これひとつでふたつの雰囲気を楽しめる便利な小物。

 またそれに加えて超少量生産の数珠首輪も入荷致しました。

 

   

 

皆様のご来店を心よりお待ち申し上げております。

 

義志東京本店のブログ
 
http://blog.livedoor.jp/yoshiyuki_tokyo/

  


【進化せよ、日本】

〜代表・緒方義志の言いたい放題〜

 

 

「できることから始めよう」を考える

 

人間の病気とその治療を考えると、今の環境保全活動がいかに本気で治療を

する気がないかが分かります。私達がもし肺がんにかかれば、まずタバコをやめます。

アルコール中毒になれば、まず酒をやめなければ治療は始まりません。それと全く同じことが

地球環境の病気に対しても言うことができます。どんな病気にしても、治療の第一歩は、

その病気の原因となる悪習慣を絶つことから始めます。それを分かっていながら、

地球温暖化を食い止めるために私達が病理の根本的原因である消費そのものを

減らそうとしているかというと、決してそうではありません(温暖化の直接的な原因は

二酸化炭素の過剰排出によるオゾン層の破壊ですが、二酸化炭素の

過剰排出は人間の日々の消費活動に支えられ、促進されています)。

 

私達「文明人」にとって、消費はもはややめることのできない永遠の営みと言っても

過言ではありません。たばこや酒は強い意思をもってすれば、大抵の人はやめることが

できますが、消費という行為は一度その旨みを知ってしまうとちょっとやそっとの理性では

抑制することのできない不治の習慣ともいうべきものなのです。ですから、私達は、

消費を放棄する、または自重するという選択肢は殆どといって良いくらい認識しません。

結局誰もが心のどこかでは、今の快適な生活を投げ捨てるくらいなら、いずれ地球が

どうなろうと自分の関与するところではないという感覚を持っているのではないでしょうか。

少なくとも、自分が死ぬまでの間くらいは地球はまだ持つだろう、と。

生命に終わりがあるように、地球にも終わりがあるのだということが、もしかすると

宇宙の真理なのかもしれない、そう心のどこかで思い始めているのかもしれません。

 

今自分達が欲をこらえて頑張ったとしても、遅かれ早かれ地球は死ぬのだと考えると、

自分達の世代だけが文明の旨みを自ら手放すことが何だか無意味に思えてくるのも

仕方のないことです。いずれ地球も死ぬのなら、いっそこの世の文明を

めいっぱい謳歌したい、といった感覚がきっとあるはずです。この心理はどこか、

末期の肺がん患者が延命のための治療を受けながらも、どうせ死ぬなら大好きな

タバコは死ぬまで吸い続けたいと言って、自分の命を最大限に引き伸ばすことよりも、

喫煙から得られる満足感を優先する感覚と似ています。ところが、ひとたびこのがん患者が、

「タバコをやめれば100パーセントがんは治る」と医者から告げられれば、きっとどれほど

タバコ好きの患者でも喫煙を止めるでしょう。しかし、そう告げられても間違いなく

止めることができない人間の営みが、消費なのです。仮に人類の消費活動が完全に

停止したとすれば、二酸化炭素の排出量は劇的に減ります。しかし、

それが分かっていながらも、それだけはやはり、私達はできないのです。

 

そこで私達の出した解決策が、「できることから始めよう」という尤もながら何とも

曖昧な方針の下、決して消費の自重を訴えかけるのではなくて、消費行動に伴う

責任として節約や再利用を訴えかけるという運動です。実に巧みな標語です。

「できること」は人それぞれの置かれた環境と生活水準によって異なりますが、

それ以上に、「覚悟と決意」の程によって大きく異なります。一般的に「できること」の

代表例としては、消費電力の節約やゴミの分別などが挙げられますが、私達にできることは

決してそれだけではありません。極端な話をしてしまうと、実際私達が生きていく上で

電気や自動車、テレビゲームやペットボトルなどは絶対に必要なものというわけでは

ないのです。これらを持たずに平和に暮らしている人たちも世界にはまだたくさんいます。

そう思うと、これらの何か一つでも放棄することは決して「できないこと」ではありません。

その覚悟と決意を持ってやろうとすれば、それは「できること」なのです。自動車や

テレビゲームを放棄することだって、やろうとする意思さえあれば「できること」です。

しかし、今日の文明社会に暮らす私達にとっては、これらは確実に「できないこと」に

属しています。なぜなら、これらを放棄することは生活水準を落とすことを意味し、

自分達の生活の効率や快適さ、楽しさが今よりも低下すると考えるからです。

要するに、私達が環境保全活動に対する積極的参加の意思表示として

声高に呼びかけ合う「できることから始めよう」という決意表明の本質は、

「今の生活水準を全く変化させることなく取り組める、覚悟と決意を要さない

手軽な活動から始めよう」というものでしかないのです。

 

それでも、「やらないよりはやったほうがいい」と考える人はたくさんいるでしょう。しかし、

この程度の活動で地球環境が負ってしまった重病を治療できると本気で思っている人は

いないはずです。地球環境を健康な状態に少しでも戻していくためには、私達の

生活習慣や消費行動において絶対的に放棄すべきものがたくさんあり、逆に、

消費し続ける必要性のあるものなどは皆無に等しいのです。やるべきことをやらずに

「できること」だけをやっていても、ろくな成果が期待できないのは自明であり、

私達もそれを薄々と感じているはずです。「できることから始めよう」という誰もが

何にも縛られず、誰との約束も必要のない、拘束力と強制力を欠いた

耳障りのよい合言葉を私達が好んで使うのは、その先の結果をまるで

イメージすることができないこの何とも不安な社会活動に絶対参加の宣言を

した上で深入りすることから回避するためだとしか思えません。

 

しかし、このような偽善的態度ではあっても、問題を認識し、大人としてこの社会問題に

対して行動を起こさなくてはならないという姿勢を見せるだけまだマシです。

日本の文化的自我の崩壊問題に比べれば。環境問題については、少なくとも私達は

問題の存在を認識しています。たとえそれが「ふり」であったとしても、問題を解決しようとする

意思表示はしています。そして、この世界的環境問題は、文化的自我が

溶解し始めているという問題を抱えている日本においても、そんなことよりも

ずっと深刻な問題として扱われています。本気で解決する気もないくせに、です。

ここらでそろそろ善良な世界市民の皮を脱ぎ捨てて、ある意味で自己中心的に

自国の精神環境の問題にこそ取り組んでみるべきではないでしょうか。

環境問題対策については、とりあえず「できること」だけをやる方針を継続しつつ

(それ以上のことは鼻からやる気がないわけですから)、日本人の文化的自我を

強化するという課題については「やるべきこと」と位置付けて、

しっかりと結果をイメージした行動を起こすのです。

 

かといって、この行動とは環境問題よりもずっとお手軽で誰もが取り組めることばかりです。

例えば、子供にママと呼ばせずにお母さんと言わせるような、当たり前の

日本語教育を取り戻すこと。例えば、季節の伝統行事を家族で楽しむこと。

例えば、殆どの日本人にとって精神の通わない宗教行事であるクリスマスを

大人が率先して盛り立てないこと。例えば、音楽やデザイン・アートの分野において、

どうやって日本語でかっこいい表現ができるかをもっと前向きに試行錯誤すること。

例えば、日本独自のファッションを作るということに意地を見せるということ、など。

全ては、未来の子供達の日本文化に対する自尊心を高めてあげるんだ

という意識を持った行動をするということに尽きます。それだけのことなのです。

 

私達の暮らす環境を少しでも健全にしていきたいのであれば、精神の環境のことも

同時に慮って、地球の環境問題に払う相当量の注意と金の幾分かでも、

日本の文化環境の改善や補強に対する活動に当てることがこれからの

私達日本人にとっては重要なことなのではないでしょうか。地球環境問題は、

日本だけが頑張っても何ら解決する問題ではありませんが、一方で文化的自我の維持、

覚醒、発展という課題は、日本人にしか取り組み得ない課題であって、

私達がその気になって動きさえすれば確実に結果を残していける任務なのです。

 


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