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まだまだ寒い毎日が続いておりますが、

義志では春の訪れを感じさせる新作が続々と入荷しています。
皆様も義志が提案する春の装いをいち早く取り入れて、

物憂げな晩冬を明るく楽しく豪快に乗り切ってください。



【新作入荷情報】

 

Tシャツ型第61「並び稲妻」

 

価格:8,295円(税込) 色:白、墨黒 サイズ:小、中、大

 

肌触りの良いワッフル素材の半袖Tシャツ。胴体を縦に貫く二本の稲妻柄の

視覚効果により、引き締まった上半身が演出される。遠くからでもひときわ

目を引く豪快な幾何学柄が今季の義志のお題のひとつ。

身体にぴったりと密着するカッティングは太めの袴と相性が良い。

 

 

Tシャツ型第62「踊り蛇の目」

 

価格:10,290円(税込) 色:白、黒 サイズ:小、中、大

 

綿素材を使用し、程よく深めに取ったVネックが男の胸元を

さりげなく強調する。見方によっては袈裟を纏っているかのように見える

切替え柄は、実は巨大な蛇の目を表現。この蛇の目が踊る陽気で豪快な柄は、

着る者の気分をより一層春らしく元気にしてくれること間違いない。

 

 

Tシャツ型第1「鍵襷」

 

 

価格:9,870円(税込) 色:白、黒 サイズ:小、中、大、特大

 

「侘び錆びの徹底排除」という義志のデザイン活動におけるお題をよく体現した、

無機質でありながらも迫力を感じさせる作品。最も単純にして人目を引く柄の

ひとつである「一本引き」を複雑に折り曲げ、絡ませ、襷(たすき)のように身体に

まとわせた幾何学柄。前後身頃と片袖が相互に繋がり合い、

無限の広がりを感じさせる雄大な模様に仕上がっている。

 

 

道着羽織

 

 

価格:37,800円(税込) 色:白 サイズ:小、中、大

 

空手道着を思わせる重厚な襟が特徴の前開き羽織。ウエストを絞り込んだ

細身なシルエットに両開きのジッパーを採用したことで、さらに絞った

上半身を演出することが可能。表地には着込む程に風合いが増す

凹凸感のある硬めの平織綿を使用しながら、裏地には軟らかな肌触りで

繊細な光沢を放つ薄地の綿サテンを採用し、無骨さの中に大人の上質感を

さりげなく取り入れているこだわりの上級仕様。軽めの羽織が活躍する

これからの季節にイチオシの一着。

 

 

革帯「伸び亀甲」

 

 

価格:12,600円(税込) 色:赤・黄 サイズ:中、大

 

義志の「革帯」第二弾は、蛍光色の牛革をエナメル仕上げしたド派手なベルトに

アクリル樹脂製のバックルを合わせた遊び心満点なデザイン。黄色には黒、

朱にはあずき色のバックルを合わせているが、どちらの色も漆の色をイメージし、

樹脂の持つ艶感が絶妙にその漆っぽさを表現している。見えない裏側には

鏡面仕上げをした黒の牛革をあてがい、軽さの中にも高級感は忘れていない。

一見とっつきにくそうな色だが、ここまで来てしまうとパンツの色との相性とか

全体のコーディネートとのバランスとか、細かいことは考えずに力技で

スタイリングに取り入れられるのが味噌。特に白のパンツとの相性は抜群で、

この強烈な差し色が春らしく陽気な気分を演出してくれる。

 

 

陣羽織シャツ型第6

 

 

価格:18,690円(税込) 色:白・空 サイズ:小、中、大、特大

 

陣羽織の立ち襟を意識したデザインが特徴の陣羽織シャツシリーズの最新作。

今回は床の間の違い棚に見られる日本的な非対称の美を取り入れた

遊びのあるデザイン。ドレスシャツなどに使用する上質な平織り綿を使うことで

ちょっぴり堅めな印象を作りつつも、日本人の生活文化がこよなく愛してきた

不均衡が生み出す諧謔(かいぎゃく)味を取り入れ、硬さと知的さの中に

自由と余裕を演出している。袖口には、義志が「拳隠し(けんかくし)」と呼ぶ

長めのカフスが付いており、この部分を伸ばしたり軽く折り曲げたりしながら

無造作な袖口の表情を楽しんで欲しい。

 



【義志情報通】

 

■新公式通販サイトが遂に始動■

義志の公式通販サイトが生まれ変わりました。
以前よりもお買い物がしやすいサイトを目指し、

商品写真もより大きく拡大して見られるようになりました。
 

 

通販サイトはこちら

http://www.yoshiyuki.jp/index.php

 

義志 東京本店ブログ

http://blog.livedoor.jp/yoshiyuki_tokyo/

 



【進化せよ、日本】

〜代表・緒方義志の言いたい放題32〜

 

 

 「誇りなきデザイナーにひとこと」

 

私が日付入りの手帳(いわゆるスケジュール帳)を使い始めるようになったのは

大学生になってからのことだと思いますが、その時以来、手帳を購入する季節が

訪れるにつれ沸々と私の中で怒りに近い感情がこみ上げてくるようになり、

今となってははっきりとこう断言できるようになりました。私は、これらの手帳を

デザインするデザイナーの感性と価値観を軽蔑しています。こんな言い方は

滅多にするべきではないと思いますが、こう言い放ってしまっても私の心は

これっぽっちも痛みはしないので、遠慮なく言ってしまうことにしました。

 

私が気に入らないのはただの一点に尽きます。それは、日本人が使う

手帳の言語基盤を英語にしているということです。そんな小さなことで

腹を立てるなと言う人もいるかもしれません。しかし、私はここに日本人

デザイナーの意識の中にはびこる強迫観念が凝縮されていると思えて

仕方がないのです。日本語はファッション性の高いデザインには向いていない・・・。

こんな感覚がまかり通る日本のデザインに何ら魅力を感じないどころか、

その精神性があまりにも誇りに欠けていて、これからの日本人のデザイン的

感性や能力の発展を想像すると、恐ろしさと寂しさともどかしさと憤りが入り混じった

複雑な感情から、唇を噛んでただ呆然と立ち尽くしてしまう自分がそこにいます。

 

PCが普及した今日においても、手帳の需要はまだちゃんとあるようで、

年々いろいろなデザインの手帳が商品として登場しています。手帳の売り出し

時期に東急ハンズなどに行くと、それはもうたくさんの種類の手帳が揃っていて、

選ぶ側としては選択に迷ってしまうほどです。ひと昔前は、手帳と言えば

あの真っ黒なカバーのビジネス手帳のようなものが主流だったのだと思いますが、

今ではそのカバーにもファッション性を加味して、色や素材、形や大きさなど

デザインの変化に富んだ明るくて楽しい商品がずらりと並んでいます。

ここまでは私にも何の不満もありません。むしろ、もっと斬新で楽しい

デザインがたくさん出てきて欲しいと願うばかりです。

 

あとは自分の使い方に合った中身(月間なのか週間なのか、縦置きなのか

横置きなのかなどの仕様)を選ぶだけです。何だかんだ言っても、手帳は

機能商品ですから、これが肝心です。ところが、気に入ったデザインの手帳の

中身を覗いてみると、どれも一様に、見事に日本語が排除されていることに

愕然とします。中には本当の輸入品もあったりするので、そういう商品には

英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語などの複数言語で表記されているものも

ありますが、国産の手帳の場合、特に月と曜日の表記は英語が主流となっており、

場合によってはイタリア語などを使って輸入品っぽさを演出しているものも

見かけます。とにかく、手帳メーカー各社は、そこに何かしらの暗黙のルールが

存在しているかの如く、1月をJANUARYJANと表記し、月曜日を

MONDAYとかMONとかMといった言葉で表記しているのです。たまに日本語が

記載されているものもありますが、あくまでもそれは補足要素として印字されている

だけであり、デザイン要素としては邪魔な存在として扱われていることしばしばです。

それは印刷されている文字の大きさやバランスを見れば一目瞭然です。

 

しかし、主に日本人に向けて売っている手帳の中身が日本語で書かれなくなったのは

何故なのでしょう(それがいつごろから始まった傾向なのかは分かりませんが、

少なくとも私が学生の頃にはもう既にこの傾向は顕著でした)。もし、使用者が

情報を読み取って理解する速度を重視するのであれば日本語の「火」とか

「木」といった漢字一文字の方が絶対に早いはずです。それが表意文字である

漢字の真骨頂なのですから。そもそも、手帳を使う日本人の全てが日本語を

理解できると捉えるのは、言葉にするのも馬鹿らしいくらいに当然のことですが、

逆に、それらの人たちの全てが英語で曜日を理解できるかということに関しては

少々微妙なところがあります。義務教育で習っているのだから理解できて

当然という発想でしょうか。しかし、だからと言って、それだけの理由では

英語で曜日を表記することの必要性は説明できません。

 

となると、日本社会も国際的になり、外国人の人口が増えてきたため、日本に住む

外国人のために英語で表記をするようになったのでしょうか。だとしたら、

外国人に対しては非常に親切なアプローチですが、英語が苦手な日本人には

これは少々酷な方針だと言わざるを得ません。どれだけ外国人の人口が

増えたからと言っても、英語を話す在日外国人と英語が苦手な日本人、

どちらが多いかと考えれば、まだまだ後者の方が多いはず。そもそも、

日本の市場で物を売る上で外国人の消費者を優先的に考えること自体が

おかしな発想です。地元の消費者を軽視するにも程があります。

 

私は、ある程度英語が話せる人間ですが、そんな私から見ても、TUE

THUを識別するよりも火と木を識別する方が遥かに速度がはやくストレスも

感じません。英語が得意な人であっても日本語で書かれている手帳の方が

見やすいのは自明の理です。そういう普通に使いやすい手帳が欲しいと思っても、

今の日本には売っていないのが現状なのです。そんな訳で、私は日本語と英語が

かろうじて並列表記されている黒い表紙のビジネス手帳を使っています。

いわゆるオジサン手帳です。デザインは相当地味ですが、私は手帳選びに

おいてはデザインよりも使い易さや機能性を取りたいのです。と言っても、

このオジサン手帳でも余計な英語表記が日本語の視認性を妨害する為、

100パーセント使いやすい手帳とは言い切れないのですが。

 

とてもまわりくどい言い方をしましたが、とどのつまり、手帳をデザインする人々が

何故日本語ではなく英語を使うのかという理由は、これではっきりしました。

デザイン性を高めるためです。英語の方がデザイン性が高く、お洒落だからです。

逆に、日本語を使うとデザインが野暮になりファッション性が損なわれてしまいます。

だから機能性は犠牲にしてでもかっこいい手帳をデザインするためには

日本語を排除するという選択肢しか彼らにはなかったのです。

・・・・・・・・・・。

恐らくは、これが今日の日本の手帳デザイナーたちの志向性なのです。

 

私から言わせれば、これこそ野暮の骨頂です。日本語をどうやって洗練された

デザインに料理するかが日本人のデザイナーのやるべきことです。

自分の母国語でかっこいいことができないと思い込んであっけらかんと

それを放棄したり、できる限りさわらずに無視し続けるデザイナーにどれほどの

粋があるのでしょうか。はっきり言って、かっこ悪すぎます。デザイナーの志にも

ピンからキリまであるでしょうが、全ての手帳デザイナーがこの体たらくでは

未来の日本のデザインに期待することなどできはしません。日本語を

デザインとして洗練させるという作業をいわゆるデザイナーがやらずして一体

誰がやるというのでしょうか。それだけを考えろとは言いませんが、

少しはこういうことに対する責任感や使命感、そして何よりも日本人としての

意地と誇りを持って仕事に臨まなければ、日本で働く日本人デザイナーとしての

社会的存在価値は相当希薄なものにならざるを得ないでしょう。彼らはまるで、

自分の子供では洗練された大人には育たないだろうから、実の子を捨てて

一見できの良さそうな養子をとって世間体を守ってはいるけれど、その子供とは

心も言葉も通じ合っていない親のようです。子供の自力を信じずに、

子供を育てる醍醐味をも忘れてしまった親の元で育てられる子は不幸です。

それはまさに、今の日本語とデザイナーの関係そのものです。

 

手帳のデザインに携わるデザイナーは、早くそのことに気付いてください。

そして、あなた達のデザインの才能と能力をもっと日本語に注いでやってください。

そうすればきっと、日本語はすくすくと育って洗練されたかっこいい大人に

なるはずです。日本語の進化の鍵はあなた達も握っているのだ

ということを少しは分かってください。

 


 

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