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__c0__ 様

 

6月号、なんとか6月中の配信に間に合いました!

梅雨の到来と共にお届けしようとしていましたが、

気付けば梅雨も真っ只中。

このまま気付かぬふりして過ごしにくい梅雨をやり過ごし、

一気に陽気な夏へと突入しましょう。


 
■■新作入荷情報■■
 
Tシャツ型第1「海腹」
価格:9,870円(税込) 色:白、桃 サイズ:小、中、大
 
6月の新柄は夏らしく荒波の海を表現。
腹に描かれた海を文字って、題名は海腹(うなばら)。
コントラストを抑えた品の良い配色が涼しげな一枚。
 
 
陰陽タンク
価格:8,190円(税込) 色:白と紺 サイズ:小、中、大
 
森羅万象の影と光を表す陰陽太極図を全体に表現したタンクトップ。
通気性の良いハニカム編みの天竺素材を使用し、宇宙の広がりを感じさせる
大胆な曲線で身頃の左右を色違いに切り替えている。全体の形状は、
身幅に若干のゆとりを持たせつつ、脇は大きく開き過ぎないよう適度に締め、
首周りと肩周りの露出もタンクトップとしては控えめに設計。このゆったり感と
緊張感の絶妙な配合による按配が義志流のタンクトップの特徴と言ってよい。
 
 
Tシャツ型第14「あいびき」
価格:8,190円(税込) 色:白、紺碧 サイズ:小、中、大
 
良質な薄手の天竺素材を使用した袖なしカットソー。二羽の燕が逢引する微笑ましい姿を
後身頃に上品な刺繍で表現し、その陰影を前身頃に大きくプリントで映し出している。
燕の柄にちなんでかどうかは不明だが、このカットソーの裾の尾が2つに割れているのは
   義志の粋な遊びと考えられる。そんなおどけたデザインではあるが、実際に着てみると実に男くさい
シルエットに仕上がっているというのが、義志流の絶妙な「はずし」からの「もどし」である。
 
 
Tシャツ型第46「覗き亀甲」
価格:9,345円(税込) 色:白灰、黒 サイズ:小、中、大
 
補強縫製の入った重厚な襟が空手着を連想させる半袖カットソー。その重厚感とは裏腹に、
上品な光沢を持った質の良い天竺素材が、仕様の無骨さを半減させてモードな気分を醸し出す。
シンプルなデザインの中に義志のブランドコンセプトを強く感じさせる存在感を放つ一枚。
 
 
Tシャツ型第1「大蛸」
価格:9,870円(税込) 色:中黄、黒 サイズ:小、中、大、特大
 
今回のTシャツ型第1の復刻版は「大蛸」。胴脇に張り付いた巨大な蛸柄は、
大胆さと悪趣味の境目を楽しむ義志ならではのデザイン。Tシャツ一枚で勝負したい夏は、
このくらいの派手さで他人からのいろんな視線を集めたい。ちなみに蛸は、
その八本の足から「末広がり」を意味し、古来から縁起の良い生き物とされている。
 
 
水袴
価格:16,800円(税込) 色:紺、赤 サイズ:小、中、大
 
競泳用でもなく、サーフパンツでもヨットパンツでもない水着、それが義志の「水袴」。
海やプールで泳ぐこと、浜辺で気ままにくつろぐこと、さらにはそのまま海辺の街を
歩くことの全てを想定してデザインされた水陸両用袴。前中心と両脇裾に施された
伸び亀甲型の補強布には得意の補強縫製を施しているが、デザイン的には「袴」のくせに
陣羽織の雰囲気をイメージしているのが面白い。夏場、毎年水着を買いに行って、
この商品カテゴリーにおけるデザインの巾の狭さに嘆いている方にはもってこいの一品。
ウエスト部分の真田紐と両脇に取り付けたマジックテープでウエストを調節できる。
 
 
空手袴型第6
価格:18,900円(税込) 色:紺、中紅 サイズ:小、中、大
 
軽い綿素材を使用した夏仕様の五分丈空手袴。義志の顔である刺子の「覗き亀甲」を
当てた後ポケットに加え、腿の両脇に大きなふた付きポケットを装備し、身軽に
外出できる機能にこだわった。鮮やかな紺と中紅の色は製品染めによるもので、
そのため新品にして素材が程よく馴染んでいて自然な風合に仕上がっている。

 
Tシャツ型第19「並び稲妻」/小萩
価格:8,295円(税込) 色:白、黒 サイズ:小、中
 
上質な天竺素材を使用したワンピース型カットソー。
胴体を縦に貫く二本の稲妻柄の視覚効果により、引き締まった
上半身が演出される。遠くからでもひときわ目を引く豪快な
幾何学柄が今季の義志・小萩のお題のひとつである。
 
着物袖/小萩
価格:9,345円(税込) 色:黒 サイズ:小、中
 
風通しの良い素材が涼しさを演出する着物袖カットソー。
程良くゆとりを持たせた袖と細めに絞ったウエストの絶妙なバランスが
女らしい色気を作り、両首脇に取り付けた真田紐が小萩ならではの
強さを与えている。胸元や背中の開き具合は真田紐で調節が可能。
 

 
■■進化せよ、日本■■
〜代表・緒方義志の言いたい放題34〜
 
 

日本は「好き」の対象ではない

 

最近ありがたいことに、仕事を通してさまざまな人との新たな出会いが多く、

その都度私は自己紹介の流れの中で自分がどんな仕事をしているのかを説明します。

「服を作って売っている」という話をすれば、当然どんな服を作っているのか

という話になり、私は決まって、「こういう服を作っています」と自分の着ている

自社の服や地下足袋を示して視覚的に説明します。すると、大抵の人は

この服屋の方向性や理念に「日本」という要素が多く含まれているということを

理解してくれるのですが、たまに私は、その後に発せられる恐らくは相手の

サービス精神からくる共感の言葉に大いなる感覚のズレを感じ、私の中に

一瞬芽生える大人げない反発心を抑えるために苦笑します。

 

「私も日本が大好きなんですよ。」

「和っていいですよね。」

 

仕事柄よく投げ返される何気ない会話の返球です。しかし、

この発言を耳にすると、私は一瞬、今自分が何者と話しているのかを

疑います。相手がフランス人ならまだしも、私が話しているのは日本人です。

この人はこの会話の不自然さに何の違和感も持っていないのですが、

このようなやりとりを導いてしまった私は、瞬時にこの会話が外国人に

聞かれなかったかどうかを気にし、周囲を見回して大丈夫だったことを

確認すると、ここにいる二人の日本人が無粋を晒さなかったことに安堵します。

 

想像してみてください。例えば二人のフランス人が「私、フランスが

好きなんですよ」「フランスっていいですよね」などという会話を

交わしている光景を。これを聞いた人は恐らく、この二人は見るからに

フランス人ではあるのに、果たしてフランスという国と一体どういう関係に

ある人たちなのだろうと不思議に思うはずです。実はフランス人じゃない

だろうか。それとも相当なナショナリストなのか・・・。少なくとも

私はいまだかつて同じ国の外国人同士が自分の国のことをこんな風に好きだの

良いだのと賞賛しあっている様を日常の光景として見たことがありません。

 

極めつけは、「私、和物って結構好きなんですよね」という言い方。

このような会話は、単なる外国人かよっぽど日本に帰属意識のない人たちの

間でこそ自然に成立するものであり、日本で生まれた日本人が

日本という国との自然な距離感から放った台詞として捉えるにはどうしても

抵抗があります。もしかすると、世間一般が欧米的価値観に大きく

影響される中、その流行に左右されずに私はちゃんと日本を愛しています

という良心と知性の誇示のために放った言葉なのか、はたまた私の仕事に

対する何気ない好意や共感を示してくれただけなのか、もしくは純粋に

好きなものを好きと言っただけなのか。いずれにしても、この人が図らずも

日本国民の野暮を効果的に演出してしまったということは確かです。

それどころか、日本人同士が自分がいかに日本を好きかと語り合う様は、

野暮を通り越して気色が悪いと言わざるを得ません。

 

日本人にとって日本とは何でしょう。それは自分が帰属する最大の

ユニットであり、共に繁栄を築き上げていくチームです。それは自分の

アイデンティティを形成する大きな要素であり、他のチームの人間と自分を

差別化する上で拠り所となる故郷であり家族であり背骨なのです。

すなわち日本とは自分自身であり、日本とはすなわち責任ということです。

よって、日本人にとって日本がどれだけ好きかなどということは

どうでもいいとは言わないまでも、少なくとも自己に対する愛を自分で

認識してさえいれば、ことさらに口に出して宣うことではないはずです。

 

それを、舶来物志向の人が「私はイタリア物が好きだ」とか「俺は

東南アジアの文化が好きだ」などと言って自分の趣味嗜好を語る感覚で

日本を語って欲しくはないのです。私たちにとって、日本というものは

嗜好性の数あるジャンルの中のひとつではなく、自分達がその魅力を

どうやって引き上げ、いかに繁栄させていくかを絶えず考えなければならない

対象の主体者なのであり、その責任をよそに「和っていいですよね」などと

言ってあっけらかんと自画自賛しているようでは、その先の進化や発展に

対する思いや意識は到底芽生えては来ないでしょう。私たち日本人は

単なる和文化愛好家であってはならないのです。プロ野球で、巨人の選手が

単なる巨人ファンであっていいはずがありません。選手の役割は、

巨人を強くするために精進することなのです。だから私たち日本人も、

単なる日本ファンであってはならないのです。

 

むしろ大切なのは、「日本はこんなもんじゃない」という飽くなき

向上心と探究心です。「日本も捨てたもんじゃない」とか「日本文化って

素敵だよね」などと言って意識的に自分達を褒め合っている私たちは、

はっきり言ってまだまだ格好悪いと自覚すべきです。日本人同士、

今後どうやってより良き自己を形成していくのかということについてこそ

もっと言及し合うべきではないでしょうか。日本が好きなのはみんな一緒です。

大前提です。今さらそこのところを確認し合うのはやっぱり野暮というものです。

ここはひとつ、みんなで喧々諤々やろうじゃありませんか。

 


 
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