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 先日は都心でも雪が降り、場所によっては積もりもしましたが、
晴れた日の明るい日差しには少しだけ春の気配を感じられるようになってまいりました。
そろそろ義志でも春物が本格的に入荷しはじめます。
春の気分を盛り上げてくれる商品が目白押しですので、今季の
新作たちをどうぞお見逃しなく。

 


 
 ■■■ 新作入荷情報 ■■■
 
裏毛かぶり頭巾羽織「折入二本引き」

価格:22,050円 色:白、紺 サイズ:小、中、大

 

細身のシルエットが洗練された印象を作り出す裏毛パーカー。
素材の表面にあらかじめ顔料プリントが施してあり、縫製後に製品洗いすることで
味のある粗雑な色味に仕上がっているのが特徴。そのスッキリとした形状とは裏腹に、
少しだけ野性的な風合いを加味して男の知性と野蛮さを共存させている。
正面に施した「折入二本引き」のプリントが全体に鋭い印象を与えつつも、後身頃には
あまり機能しないであろうポケットが無意味に付いている様がおどけた感じで微笑ましい。
 
 
筒袖

価格:16,800円 色:白、紺 サイズ:小、中、大

 

丸く大きく開いた首回りに低い柵のように立ち上がる襟と、
肩の線からまっすぐ筒のように伸びる半端丈の袖が特徴のかぶり羽織。
襟部分には、高級柔道着に使用する三河木綿の刺子織り素材を味付けに配すことで
唯一の装飾要素としている。この大きな襟の開きから柄物のカットソーや
襟付きのシャツなどを覗かせ、さりげなく一段上級の重ね着技を見せるのがお薦め。
「裏毛かぶり頭巾羽織」同様、素材の表面にはあらかじめ顔料プリントが施してあり、
縫製後に製品洗いをすることで味のある粗雑な色味に仕上げている。

 

 

流離(さすらい)

価格:16,800(税込) 色:紺 サイズ:小、中、大

 
カットソーに使用する天竺素材でざっくりと仕立てた前開き羽織。
ストールを首からかけたような襟のデザインが特徴で、必要以上に大きく
設計された襟が
無造作なシワを作り出し、黙っていても自然と動きのある表情を演出する。
前を開けたままだと一見ゆったりとしたいでたちにも映るが、前身頃の高い位置に
取り付けられた真田紐を結んで襟を閉じると、細身で都会的なシルエットがはっきりと現れる
 
 
綿編み帽「結び亀甲」

価格:8,190円 色:白灰、紺 サイズ:中

 

3色の綿糸で編み上げた春夏仕様ニット帽。肉厚のしっかりとした作りだが、
綿素材なので肌触りが爽やかで通気性も良い。柄は、大きな「結び亀甲」が裾から覗き、
その反対側には2色に切り替えられた「一本引き」が天地に走る。

 

 

Tシャツ型第73
価格:10,290円 色:白青黒 サイズ:小、中、大

 

上品な光沢感のある天竺素材を使用した長袖カットソー。
細めのシルエットに白、青、黒の3色の生地が折り重なるように切り替えられた

デザインがあいまって、身体にさらしを巻いたような表情を作り出す。

左胸の外側付近に施した小さな「二本引き」の刺繍が、
大きな柄構成の中で全体を小気味良く引き締めるちょっとした隠し味となっている。

 

 

蹴球シャツ「燃え滾る蹴球愛」

価格:10,500(税込) 色:墨黒 サイズ:小、中、大、特大

(別途:背番号1,260円+圧着代315円)

 

「義志」と「球舞」、そして「gol.」との3者合作によるコラボレーション企画の第2段が完成。

義志のデザインにより、球舞Marco.氏監修の下、多くのサッカーフリークから支持を集める
フットサルブランドgol.が製造を手掛けた完全受注生産のサッカーシャツ。

前後にかけて赤く燃え滾るド派手な炎の柄が、その名にふさわしく強烈な存在感を放つ。

素材にはサッカーに最適な速乾性に優れ軽くて伸縮性の高いポリエステルを使用し、

機能性と着心地にもこだわっている。また、サッカーシャツとしては細身に設計された

シルエットと、半袖ではなく五分袖というのが本型のもう一つの魅力。

背中には義志デザインによる漢数字の背番号を入れることが可能なので、

好きな番号を注文して自分仕様のゲームシャツとして愛用してもらいたい。

 

 

 

もちろん、チームのユニフォームとしても注文可能。
これで試合に臨めば、少なくともユニフォームでは敵を圧倒できること間違いなし!

 
 
【ご予約からお届けまでの流れ】
店頭ご来店、またはお電話、メールにてご予約を承ります。
漢数字の背番号を入れる場合は、上記のご希望の番号をご指定下さい。
完全受注生産のため、ご注文を頂いてからお届けまでに5週間ほどかかります。
納品の日程が決まり次第、お電話かメールにてご連絡をさせて頂きます。
なお、通販をご希望のお客様は別途送料が必要となりますので、
予めご了承下さいますようお願い申し上げます。
その他、ご不明な点やご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 


 ■■■ フリウ新着情報 ■■■

フリウ公式通販サイト遂に開店

 

皆様、大変長らくお待たせ致しました。遂にフリウ公式通販サイトが開店です。

 

 

義志の展開を中核としながら、フリウの目利きで厳選した
強い個性と思いを持ったブランドやデザイナー、
作家やアーティストの
商品や作品
をネットからでもご注文頂けるようになりました。

そこで、
これを記念して本日から228()までの期間、

フリウ公式通販サイトをご利用のお客様には、フリウ特製閻魔帳(3冊組!)を

記念品として贈呈致します。今後も皆様に楽しんで頂けるような

サイトを作って参りますので、フリウの展開にもご注目下さい!

※記念品は無くなり次第終了とさせて頂きますので、あらかじめご了承ください。

 

フリウ公式通販サイト

http://shop.fulyu.jp/

 

フリウのつぶやき

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(フォローお待ちしております。)

 

フリウ 公式サイト

義志直営店フリウのブログ:フリウの流儀

義志公式ブログ:義志番頭日記

 

■■■ 進化せよ、日本 ■■■

〜代表・緒方義志の言いたい放題40〜

 
 
「知性派バンカラのすすめ」

 

ハイカラという造語があります。これは、明治の後期に、当時の上流階級の男性で

洋装を好む人種の「西洋かぶれ」の象徴として、ワイシャツの高襟(ハイカラー)を

ある種の軽蔑や皮肉を込めて「ハイカラ」と呼んだことから、この言葉は一般に

定着したそうです。そこから転じて、次第に「近代的でお洒落な」とか

「進歩的で洗練された」という肯定的な意味を帯びるようになり、西洋的で

かっこいい様を褒めるときなどによく使われるようになったとのこと。

 

明治以降、日本のファッションはこの西洋流をもってお洒落としてきました。

お洒落を楽しむことのみならず、今までになかった新しい装いを試み、

新たな粋の体系を生み出す文化を持っていた日本には、歴としたファッションの

概念が古来より存在していたにも関わらず、その元来の意味におけるファッションの

価値は明治をさかいに加速度的に新たなる別の価値にすり替わってしまったと言えます。

それが、ハイカラ志向です。西洋趣味がお洒落そのものであった時代に、日本人は

いわゆるハイカラであることに文明人としての、都会派人間としての洗練を見出し、

それら消費者のハイカラ願望を満たすために、日本のファッション業界は眼前の

需要にひたすら応え続けてきただけであるという側面が否めません。

 

今日、日本のいわゆるファッション業界は、それに気付かずに、自分たちが

やっていることはファッションであると思い込んでいますが、その業界に

生息する多くの人々がファッションだと信じているものは、実は

ファッションの本質とは似て非なるものなのかもしれないと私は考えます。

私の考えるファッションの本質とは、「時代の変遷とともに地域の文化や

民族の風俗、または共通の美意識を持った人々が生み出す独自の様式」、

または「その価値観の発露として現出する粋の体系」です。元来、

英語の「fashion」は、「作ること」「なすこと」を意味するラテン語の

factio」に由来し、フランス語の「faceon」を経由して「fashion」と

なったそうですが、そのことを考えると、ファッションにはやはり「生み出す」

とか「作り出す」、または「生み出される」とか「作り出される」という

「創造」を臭わせる意味合いが含まれているように思うのです。そこを取ると、

西洋の流行や様式を汲み取って真似るだけの行為、すなわちハイカラ志向は純然たる

ファッションとは違い、単なる亜流主義のひとつの形態でしかないということです。

 

この意味において、私たちが依然「ファッション」だと信じて従事している

活動の多くは、単なる「ハイカラの追求」に他なりません。この「ハイカラ」

という言葉が生まれた明治時代には、既に、「洗練されたものや目新しいものは

西洋から入ってきて流行となり、それがすなわちファッションとなる」という

自我を失った西洋文明の従順なる消費者としての感覚が芽生えていたわけですが、

今日の平成の世に生きる私たちも、その感覚から未だ脱却できない同種の日本人で

あるのかもしれません。さらに、私たち日本人は、明治以降、ファッションと

ハイカラ志向を絶えず混同し続けているきらいがあり、その誤解は今となっては

取り除き難いほどまでに潜在意識に附着してしまっているのかもしれません。

 

こんな状態のままで、日本人がファッションにおいて洗練され、かつ主体的に

創造と冒険を楽しむことはまず不可能でしょう。ファションもどきのハイカラ道に邁進し、

人のスタイルを真似して取り入れるだけの亜流に甘んじているだけでは、自らスタイルを

作り出すというファッションの真髄に辿り着くことなどできようはずがないからです。

 

そこで、義志は提言します。まずはハイカラ志向を否定する。そのための手段として、

真逆の美意識に依ってみる。すなわち、バンカラを肯定してみるのです。

 

バンカラとは、ハイカラを嫌い、それに対する逆提案として発生した、

ハイカラよりも後に生まれた風体の美学です。質朴、無骨、質実剛健を

日本男児の理想とし、精神や肉体の充実を是とする美意識のことでもあります。

 

これだけ聞くと何やら硬派でかっこいい感じを受けますが、残念なことに、

このバンカラは表面的な華やかさを否定するあまりに、身だしなみやお洒落の楽しさを

も否定しまったことで、西洋風を拒絶するに留まらず、日本流の服飾道も含めた全ての

ファッションに心を閉ざしてしまいました。元来、バンカラが排除しようとしたものは、

ハイカラの過度な西洋気取りとその行為が醸し出す痛々しさであって、着飾ることの

楽しさや衣服で自らを演出するという、文明が始まって以来の人間の知的、感性的、

文化的活動の意義をも否定するものではなかったはずです。

 

バンカラのファッションに対する頑なに否定的な価値観は、ハイカラの行き過ぎた

西洋の猿真似趣味を蔑み忌み嫌うあまり、本来柔軟で創造的でなければならない

自らの精神すら堅物にしてしまい、ついにハイカラに抵抗しうる流儀に対する

提案力を失ってしまいました。結果、バンカラは時代の中の瞬間的な

反作用的現象として現れたに止まり、ファッションの価値観に影響を与えるほどの

文脈を残すことは到底できなかったのです。そして、いつしか、バンカラという美意識も、

ただの表面的演出上のジャンルに成り下がり、「バンカラ風」というひとつの

ファッションとしてその裾野を広げていきましたが、最後には時代遅れの特異な

スタイル(おもには応援団のそれ)として敬遠されていく運命を辿ります。

 

しかし、義志は、それでも彼らの精神を今だからこそ掘り下げたいと考えます。

彼らの主張は決して間違ってはおらず、むしろファッション道としてとらえた場合、

バンカラの精神の方がハイカラよりもよっぽどファッションであると断言したいのです。

なぜなら、彼らのスタイルは猿真似を拒んだことから始まるからです。ただ、

ハイカラの方が先進的かつ商業的で利口だっただけのことです。もし、

バンカラにハイカラの持つ好奇心や情報力、遊び心などが備わっていたら・・・

バンカラは確実に日本のファッションの礎を築いたでしょう。これほどまでに、

日本人のみならずアジア人までが、自らのファッションを失ってしまった時代だからこそ、

もう一度平成人の感覚をもってバンカラの精神とファッションを結びつけてみたいのです。

 

そこで、義志が今季提唱する服作りのお題はこうなりました。

 

 「知性派バンカラのすすめ」

 

義志は、日本のファッションが次の時代へ前進する上でのひとつの方法論として、

このお題についての考察と提案を試みます。これ見よがしに着飾ったり、

人の身なりのことをとやかく言ったり、自らの服装について考えすぎたり

手間をかけすぎたりすることを男の無粋としながらも、確固たる風体の美学をもって

知性と清潔感のある着こなしを楽しむ。バンカラの軽薄な西洋志向に対する反骨心を

基本的な土台とし、さらには彼らの衣服に対する無頓着さを「さりげなさ」の要素として

肯定的に取り入れつつ、ファッションとってとても大切な好奇心や冒険心を「遊び心」として

注入することで、バンカラでもその精神性を曲げることなくファッションを楽しむことが

できるのです。これはちょっとした妄想でもありますが、至極真面目な実験でもありますので、

ここからの約半年間は、平成23年春夏の『義志』の提案をじっくりとお楽しみください。

 

 
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